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神奈川県が主催のオープンイノベーションプログラム「ビジネスアクセラレーターかながわ (BAK)」の一環で、新型コロナにより生じた社会課題を解決するプログラムとして株式会社湘南ベルマーレと株式会社GATARIの2社が共同で実証実験を実施することとなりました。GATARIが開発したMixed Reality プラットフォーム「Auris」を活用し、平塚駅からレモンガススタジアム平塚までの道のりにおいて、選手登場型の音声コンテンツをデジタル空間上に配置。徒歩によりスタジアムを目指すことで、バス移動による密を避けつつ、徒歩の時間で試合に向けた気持ちを高める体験を提供する実証実験を実施します。これにより、試合前後の移動時間に着眼したwith/postコロナ時代における新たなサッカー観戦体験サービスの普及を目指します。
2020年および2021年はレモンガススタジアム平塚の収容者数を収容制限50%や5000人に縮小して試合を行いました。コロナの影響で発生した「安全・安心な試合開催」、「ファンサービスの活動制限」、「スタジアムの収益減」。
この3つの課題を解決するために、湘南ベルマーレは「Withコロナ時代におけるサッカー観戦のアップデート」をテーマに、共に課題解決に取り組む企業を「BAK NEW NORMAL PROJECT 2021」にて募集し、Mixed Reality(MR) ※1 プラットフォーム「Auris」を開発・運用する株式会社GATARIのビジネスアイデアを採択しました。
一方GATARIはAurisの「非接触」という強みを活かし、2021年3月には神奈川県と協力し鎌倉 長谷寺に音声解説コンテンツを提供(一般公開の体験会は感染拡大を鑑みて中止、延期日程検討中)、同年6月には楽天イーグルスと連携してスタジアムを周遊するサウンドウォークプログラムを実施するなど、withコロナの文化観光推進に取り組んでいます。この経験とMixed Reality(MR)コンテンツ制作の知見を応用できると考え、本プログラムに応募し、最終選考では湘南ベルマーレが課題とする本拠地のスタジアムから最寄駅までのアクセスに対してゲーミフィケーションを提案しました。
本実証実験は、徒歩約20〜25分という距離と会場までのシャトルバスの本数に限りがあることを逆手にとり、来場者が密になることを避けるためにも、観戦前の道のりにAurisでサポーターが気持ちを高められる、いわば「WARM-UP」となる音声コンテンツを提供するという内容となっております。感染対策の観点から制限されているサポーターと選手とのコミュニケーションの機会を創出すると同時に、積極的に分散を促す理由となり、デジタル技術がユーザーの行動変容をポジティブに促すことが期待されています。
※1 Mixed Reality(MR):リアル空間とデジタル空間がシームレスに融合し ( ミックスされ )、リアルなモノとバーチャルな情報を等価に表示・操作することができる状態のこと
□実施日程
2022年2月19日(土)
□利用金額
無料
※参加に当たっては、スマートフォンアプリ「Auris」(iOS)のインストールが必要です
□実施内容
1. 選手からの声を聞きながらスタジアムまで歩く体験
アプリを起動し、スタート地点となる平塚駅からゴール地点のレモンガススタジアム平塚まで(距離:約1.7キロメートル 所要時間:20~25分)の道を歩くことで、その道中4エリアに配置された選手からのメッセージやコンテンツがアプリから自動的に聞こえていきます。
スタジアムで声を出しての応援が出来ない中でも、選手の声を聞いて選手と一緒に「WARM-UP」し、試合に臨む体験ができます。
2. 選手の声で新加入選手を探すゲーム体験
アプリを起動し、スタジアムのある平塚市総合公園内の6つのゾーンで、選手による新加入選手の目撃談(ボイスメッセージ)が聞こえてきます。目撃談をヒントに公園内を歩き、どこかにいる新加入選手を探し出すゲームを体験できます。
▼参加にあたっての詳細は特設サイトをご確認ください
https://gatari.co.jp/warmup/
▼本実証実験のコンセプトムービーはこちらからご覧ください。
□湘南ベルマーレ 代表取締役社長 水谷尚人氏 コメント
この度は、本プログラムに参加させていただき大変光栄でございます。神奈川県はじめ、関係者の皆様には大変感謝いたします。このコロナ禍で、我々ベルマーレも大きな影響を受けており、現在進行形で安全面、収益面、ファンサービスの面で、日々難しい対応を迫られております。今回、大変有難いことに、たくさんのご応募をいただきました。その中で、独自の音声先端技術を活用し、サポーターの皆様に、感染対策も兼ねて、平塚駅からスタジアムまで歩いていただく時間を楽しんでいただけるご提案をいただいたGATARIさんと共創することに決めました。まさに、You will never walk aloneです。この実証実験が、今後日本中、世界中のスポーツやライブエンターテインメント界のスタンダードになることを夢見て、しっかりと取り組んでまいります。
■株式会社湘南ベルマーレ
株式会社湘南ベルマーレは神奈川県の9市11町をホームタウンとし、サッカーだけに留まらない総合型地域スポーツクラブとして、サッカーのトップチーム、U-18、U-15の活動を管轄するほか、NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブを設立し、ビーチバレーチーム、トライアスロンチーム、フットサルチーム、サイクルロードチーム、そしてラグビーセブンズチームの活動をサポートしています。
本社:〒254-0026 神奈川県平塚市中堂18-8 E棟3階
代表者:代表取締役社長 水谷尚人
設立日:1999年12月8日
資本金:709,472,500円
事業内容:サッカークラブの運営、サッカー選手・指導員の育成、サッカー試合の開催・運営、サッカー競技場等スポーツ施設の保有・運営・管理、プロサッカー選手のマネジメント業務、スポーツに関するイベント企画・運営・管理ほか
湘南ベルマーレ公式HP:https://www.bellmare.co.jp/
■株式会社GATARI
株式会社GATARIは新しいエンターテインメントを切り口に、デジタルとリアルの融け合う未来のインフラづくりを目指すMixed Realityスタートアップです。「人とインターネットの融け合う世界を創る」というビジョンを掲げ、東京大学を拠点とした日本最大のVR学生団体UT-virtual(https://utvirtual.tech)創設者である代表の竹下によって2016年に設立されました。これまで、ゲームエンジンを活用しリアルとデジタルを融合させることで生まれる様々な空間サービスの開拓や研究開発を行ってきました。現在、Mixed Realityエンジニアリングと音響の専門家が在籍するチームで、それぞれの専門領域を生かして既存フォーマットの100+1の体験ではない未来の音声体験を生み出し続けています。
所在地:東京都千代田区神田松永町16 ダイキビル4F
代表者:代表取締役CEO 竹下俊一
設立日:2016年4月5日
資本金:6010万円
事業内容:Mixed Realityプラットフォーム『Auris』の開発、MRコンテンツ制作ほか
GATARI公式HP:https://gatari.co.jp/warmup/
■本プレスリリースはこちらからDLできます
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000034007.html
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2021年9月16日発表:J1 チームの湘南ベルマーレと GATARIが協業開始。アフターコロナを見据えたサッカー観戦の新しい体験価値を提供する実証実験を展開。〜選手・サポーター間のエンゲージメントを維持・強化する Mixed Reality コンテンツを共創〜
■お問い合わせ
株式会社GATARI(担当:渡邊・磯野)
[フォーム] https://share.hsforms.com/1M_lQE8HORJiJ2QOkkhSGjAbwv75
[メール] contact@gtr-wp.qoopu.net
※プレスリリースに記載された内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。