導入事例

鎌倉 長谷寺
未来の音声ガイド"Auris"体験

神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室との協力のもと、「Withコロナ時代における未来アイデア」実証事業として、長谷寺にて一般向け体験会を実施しようとしたところ、新型コロナウイルス感染拡大により中止となりました。しかしながら、その際の長谷寺とのつながりを活かし、GATARIと長谷寺において関係者向け体験会を開催し、約50名にご体験いただきました。文化財に物理的な影響を一切与えずに、MR技術を活用したアプリケーション「Auris」とBose Framesを用いて、目や耳を完全にふさぐことなく、境内の7ヶ所で音声ガイドを聞いて散策ができます。現実空間でなっている音の風景とAuris上の音が互いに引き立て合いながら長谷寺の観音像の説明や鐘の音を聞ける体験を提供します。

■課題・ご要望
– 感染症拡大により、人と人の繋がりの希薄化など様々な社会的課題が浮き彫りになった一方、テレワークやオンライン会議といった「新たなつながり」が生まれるなど、新しい価値への「気づき」がある。こうした「気づき」を生かして、社会課題の解決や新たな価値を創出する
– お寺の文化財や建物に物理的な施工を一切必要とせず、新しいコンテンツを空間に配置する

■協働内容・解決策
神奈川県:コンテンツ監修、UI/UXテスト協力
長谷寺:コンテンツ監修、音声収録協力、会場提供、UI/UXテスト協力
GATARI:アプリ設計、空間3Dデータ構築、各種3Dモデル作成、MRコンテンツ企画、MRコンテンツオーサリング、音声収録・編集、楽曲・SE制作、脚本制作

長谷寺住職より長谷寺や安置されている像に関して詳しくお聞きし、打ち合わせを繰り返しながら脚本を制作しました。

■効果
来場された方へのアンケートでは「自然と自らの行動に合わせて解説が流れ、場所と一体になるような気持ちになり、新しい体験だと感じる」「心地よい音声と具体的な解説が視覚と一体化することで、見るものがより深く染み込んでくるようでした」「歴史に詳しくない人でも楽しめると思う」というコメントをいただいています。また、本コンテンツを活かして神奈川県視覚障害者福祉協会の皆様にAurisをご体験いただき、「音の指向性がわかりやすかった」「静かな場所で付き添いの方に解説を読んでもらうのが憚れる場所でAurisが役立ちそう」といったフィードバックをいただきました。

■コンテンツクレジット
ナレーション:花井千隼
テキスト協力:長谷寺
ナレーションテキスト編集:黒木洋平(GATARI Inc.)
音楽:増田義基(GATARI Inc.)
音響エンジニアリング:佐藤来(GATARI Inc.)、井関幸平(GATARI Inc.)
制作:冨山紗瑛(GATARI Inc.)
デザイン:片岡真優
写真:小嶋宏維

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